海外情勢

FRBが米社債を買い入れ コロナ緊急融資、新指数で制限緩和

 米連邦準備制度理事会(FRB)は15日、新型コロナウイルス感染拡大に対応した緊急融資制度の一つ、「セカンダリーマーケット・コーポレートクレジットファシリティー(SMCCF)」の下で米企業の社債買い入れを開始すると発表した。SMCCFは上場投資信託(ETF)に限られていた。

 社債買い入れは、最低格付け条件や最大償還期限といった基準を基に、新たに設けられた米社債の指数を活用する。

 企業は同制度で示された制限を順守していると証明する必要があったが、こうした潜在的ハードルは指数作成により取り除かれた。

 BNPパリバの米クレジット戦略責任者ドミニク・トゥブラン氏は「これは非常にポジティブだ。FRBの債券買い入れ能力を損なうと懸念されていた、発行企業による適格性の証明義務が取り除かれたからだ」と指摘した。FRBの発表後、米国株式相場は日中の最高値に達した。

 SMCCFは、新型コロナによる米経済へのダメージを抑制しようとFRBが3月半ば以降に発表した9つの緊急融資制度の一つ。2500億ドル(約26兆8500億円)の買い入れ能力を持つSMCCFは、これまでに約55億ドル相当の社債ETFに投資している。(ブルームバーグ Christopher Condon、Craig Torres)

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