海外情勢

欧州新車販売に回復の兆候 5月前年比57%減、4月から持ち直す

 欧州自動車販売は5月に緩やかな回復の兆候が見え始めた。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を受けて2カ月休業していた販売店のショールームが営業を再開した。

 欧州自動車工業会(ACEA)が17日発表した5月の欧州連合(EU)と欧州自由貿易連合(EFTA)、英国を合わせた新車登録台数は前年同月比57%減少した。5月としては1990年のデータ集計開始以降で最大の落ち込みだったが、4月の78%減からは持ち直した。

 ただ、今後の回復がどのような形になるかはなお不透明だ。フォルクスワーゲン(VW)やフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は4~6月期の厳しい決算発表に備えており、米国ではフォード・モーターが4~6月期に50億ドル(約5400億円)の損失計上を見込む。

 1~5月期の新車販売は前年同期から43%減少し、回復に時間がかかることが示された。5月は欧州の全ての国で販売台数が2桁台の減少率となり、ドイツがほぼ半減する一方、スペインは73%近く落ち込んだ。(ブルームバーグ Oliver Sachgau)

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