海外情勢

トランプ氏集会が予想外の空席? 入場者、収容能力の3分の1に

 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)下で20日に本格的な選挙運動を再開したトランプ米大統領は、オクラホマ州タルサでの大規模な集会で予想を大きく下回る支持者しか集められなかった。

 トランプ氏の陣営はオンラインでのチケット購入に100万人申し込みがあったとしており、入場できない支持者のために場外特設ステージでの演説も予定されていた。

 タルサ消防当局の広報担当者によれば、入場者数は会場収容能力の約3分の1に相当する6200人弱。一方、トランプ陣営の広報担当、ティム・マーター氏は抗議デモや金属探知機による制限にもかかわらず、「1万2000人の支持者」が入場したと、ツイッターに投稿していた。陣営側はデモ隊がトランプ氏支持者の入場を妨害したと主張しているが、タルサ警察当局のツイートによれば、デモは「圧倒的に」平和的なものだったという。

 オクラホマ州では新型コロナ感染者が急増しており、現地の保健当局は集会の延期を勧告。トランプ氏がホワイトハウスを出発する直前には、同州で陣営スタッフ数人が新型コロナ検査で陽性が判明していた。会場ではマスクが入場者に配布されたものの、実際に着用している人はほとんどいなかった。

 トランプ氏は「検査はもろ刃の剣だ。検査をすれば感染者数が増える。そのため検査ペースを落とすよう指示した」と発言。ホワイトハウスの匿名の当局者1人は集会後、大統領は冗談を言っていたと釈明した。

 ナバロ米大統領補佐官は21日、CNNの番組でこの発言について、大統領は「ふざけていた」と説明。一方、国土安全保障省のウルフ長官代行は政権の取り組みがどのように描写されているかをめぐる「不満」が反映されていると指摘した。

 ウルフ氏はCBSの番組で、「われわれは2500万人を超える米国民に検査を実施した。検査数は世界のどの国より多い。それにもかかわらず、マスコミなどは感染者数の増加だけに焦点を絞りたがる」と述べた。(ブルームバーグ Mario Parker、Josh Wingrove)

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