海外情勢

米大統領補佐官発言に動揺 中国貿易合意「終わった」、その後釈明

 ナバロ米大統領補佐官が22日、FOXニュースの番組「ザ・ストーリー」のインタビューで、中国との貿易合意に関する質問に対し、「終わった」と語ったと報じられ、世界の金融市場を動揺させる一幕があった。

 その後トランプ大統領が中国との第1段階貿易合意は「全く損なわれていない」と説明。ナバロ氏も声明を発表し、「私のコメントは文脈から大きく外れて捉えられた。第1段階貿易合意とは全く関係なく、合意は引き続き有効だ。中国共産党が中国ウイルスの発生源を偽り、世界的な大流行をもたらしたので、われわれは同党への信頼を失ったと語っただけだ」と釈明した。

 ナバロ氏のインタビュー発言でリスク資産は急落し、安全資産は急上昇した。トランプ大統領のツイートで、一連の市場の動きは逆回転した。

 カナディアン・インペリアル・バンク・オブ・コマース(CIBC)のアジア担当マクロ戦略責任者、パトリック・ベネット氏(香港在勤)は市場の反応について「ある意味で限られた流動性を物語っている。市場が米中関係の緊張に依然として極めて敏感なことを示している」と述べた。(ブルームバーグ Chelsea Mes、Jeff Black)

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