海外情勢

インドが中国からの輸入厳格化 軍事衝突、経済関係に波及

 インド政府が中国からの輸入品に対し厳格な品質管理基準を適用し、関税引き上げを計画していることが、関係者の話で明らかになった。ヒマラヤ山脈地帯の国境係争地での軍事衝突によって高まった両国間の緊張が、経済関係にも波及する可能性がある。

 インド基準庁(BIS)は少なくとも370品目について、国内生産できる品目が輸入されないよう一層厳しい基準を取りまとめている。対象品目には化学品や鉄鋼、電子機器、重機、家具、紙、産業機械、ゴム製品、ガラス、金属製品、医薬品、肥料、プラスチック玩具が含まれる。

 家具や空調機用コンプレッサー、自動車部品などの製品の輸入関税引き上げも議論されている。政府が現地生産を推進する中で、財務省が同案を審査しているという。

 中国はインドにとって、電子機器や産業用機械、有機化学品などをはじめとする最大の輸入相手国だ。中国の昨年の対印輸出額は約700億ドルで、中国の対印貿易黒字は約500億ドルに上る。

 インド商工省の報道官はコメントを拒否した。(ブルームバーグ Shruti Srivastava)

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