海外情勢

南米で新型コロナ大感染、金属供給に懸念 労働者の厳格隔離・鉱山閉鎖リスク (2/2ページ)

 生産量の維持困難

 一方で銅も需要が回復し、先物価格は6月1日に3月中旬以来の最高水準を記録した。銅はコデルコが通常に近い稼働率を維持しており逼迫(ひっぱく)には至っていない。だが、チリの感染者数は3月にスペインが医療崩壊の危機に瀕(ひん)したときと同様のペースで増加しており、この先の生産量維持は難しくなりそうだ。

 チリ北部にある同社のチュキカマタ銅山では、4月20日以降、感染が拡大し従業員や契約労働者の感染が確認されている。

 独立系投資銀行、BTGパクチュアルのアナリスト、シーザー・ペレス氏は「採掘現場周辺地域での爆発的な感染拡大や政府による規制強化のリスクもある。だがこれまでコデルコが感染を戦略的に制御してきたことを考えれば、生産が著しく落ち込むことは今のところ考えにくい」と述べた。(ブルームバーグ James Attwood、Jackie Davalos)

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