海外情勢

英国が独自に判断した制裁を発表 EU離脱後初、北朝鮮など

 【ロンドン=板東和正】英政府は6日、深刻な人権侵害に関与したとして、ロシアや北朝鮮などの計49の個人・組織を制裁対象に指定したと発表した。英国内の資産を凍結し、英国への入国を禁止する。英国は欧州連合(EU)の一員としてEUや国連とともに制裁を科してきたが、1月末のEU離脱後に単独の判断で制裁を科すのは初めて。英国は制裁を独自に判断する方針に転換した。

 英政府によると、対象となったのは、ロシア高官の巨額横領事件を告発した後に逮捕され、2009年に勾留施設で不審死した弁護士、セルゲイ・マグニツキー氏の事件に関わったとされる同国当局者ら25人のほか、政治犯収容所で殺害や拷問に関わったとされる北朝鮮の国家保衛省と社会安全省の2組織。

 他には、サウジアラビアの反体制派記者、ジャマル・カショギ氏が18年に殺害された事件に関与したとされる20人の同国人や、イスラム教徒少数民族ロヒンギャへの組織的暴力に関与したとされるミャンマー国軍高官2人も含まれている。

 今回は、香港国家安全維持法(国安法)の導入をめぐり、英国が批判を強めている中国の関係者は制裁の対象に入らなかった。

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