海外情勢

英、華為排除か 国家安全保障会議で5Gめぐり会合

 ジョンソン英政権の当局者は、次世代通信規格「5G」移動通信ネットワークから中国の通信機器メーカー、華為技術(ファーウェイ)を排除する計画の策定に動いており、英国でのファーウェイの将来を決定するため、国家安全保障会議(NSC)が14日に会合を開く。

 事情に詳しい複数の関係者によれば、米国による新たな制裁の結果、ファーウェイは信頼できない技術を採用せざるを得なくなり、5Gの安全保障上のリスクが制御不能になると結論付けた報告をNSCが評価・検討する予定。ダウデン・デジタル・文化・メディア・スポーツ相は、最終決定に関する最新情報を議会に伝えると約束しており、14日のNSCの会合後、直ちに下院で公表する可能性がある。

 ジョンソン首相は10日のフェイスブック上での質疑応答で、「極めて重要な国家インフラをわれわれは守る必要がある」とし、「半導体チップを対象とする米国の制裁で特別な問題が生じた。それに対処する方策を見いだす必要があるだろう」と述べた。

 英政府は今年1月時点で5G通信ネットワークへのファーウェイの参入を容認したが、この方針を撤回し、早ければ2021年末に通信事業者に新たな設備導入を禁止する措置を発表するよう与党保守党議員が首相に圧力をかけている。

 保守党のボブ・シーリー下院議員は、21年終盤にファーウェイの設備の新規導入を禁止する日程を支持し、同社の技術を完全に排除する期限については、23年から25年の間とする案を議員が議論していると語った。

 英政府はファーウェイが長期的に同国の5G通信網の一部を担うべきでないとの立場を既に示しており、サムスン電子やNECを含む代替ベンダーを参加させる方向で動いている。

 一方、12日付の英日曜紙サンデー・タイムズは、ファーウェイが英移動通信網からの排除を次期総選挙後まで遅らせる合意を望んでおり、同社の経営幹部が、英首相官邸と土壇場での会合を求めていると報じた。(ブルームバーグ Kitty Donaldson)

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus