国内

東京地裁、河井夫妻の保釈認めず

 東京地裁は15日、昨年7月の参院選広島選挙区をめぐり、公選法違反の罪で起訴された前法相で衆院議員、河井克行被告(57)=広島3区=と、妻で参院議員、案里被告(46)=広島選挙区=の保釈を認めない決定をした。

 関係者によると、夫妻は起訴内容を否認しており、克行被告は現金配布の大半を認めた上で「買収の意図はない」と話しているという。検察当局は、克行被告を選挙運動全体を取り仕切った「総括主宰者」と認定し、参院選の「候補者」本人である案里被告とともに、東京地裁で「百日裁判」で迅速に審理される。

 起訴状によると、克行被告は昨年3月下旬~8月上旬、参院選で案里被告を当選させるため、票の取りまとめを依頼するなどした報酬として、地元議員ら100人に128回にわたり計約2900万円を渡したとしている。案里被告もこのうち5人分の計170万円分を克行被告と共謀して渡すなどしたとしている。

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