海外情勢

中国、英の方向転換に反発 ファーウェイ排除は「残念かつ誤り」

 英国が14日に次世代通信規格(5G)の移動通信網から中国の通信機器最大手、華為技術(ファーウェイ)を排除すると決めたことについて、中国は即座に反応した。

 中国の劉暁明駐英大使は同決定を「残念かつ誤りだ」とし、「英国が外国企業に開放的かつ公平で差別のない事業環境を提供できるか疑問」になったと述べた。

 ジョンソン英首相が合意した政府計画によれば、英通信事業者は来年から5G向けにファーウェイ製品を購入できなくなるだけでなく、既に導入済みのファーウェイ製品についても2027年までに5Gのインフラから撤去しなければならない。

 ファーウェイ排除はジョンソン政権の方向転換を意味し、トランプ米大統領にとっては外交的勝利となる。トランプ氏は当初、ファーウェイ排除で英国を説得できなかったが、ファーウェイに新たな制裁を科すことで今回の決定に追い込んだ形だ。今後は他国も追随する可能性がある。

 欧州各国との中国に関する協議でパリを訪れているオブライエン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は、英国の発表を歓迎。「中国共産党に忠誠を誓っているファーウェイなどの信頼できないベンダーが、国家安全保障上の脅威になるという国際的なコンセンサスを反映している」と述べた。(ブルームバーグ Kitty Donaldson、Thomas Seal)

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