海外情勢

コロナ特需で手袋株が急騰 ローテク銘柄がテスラ顔負けの上昇を記録

 東南アジアのローテク銘柄が米電気自動車(EV)大手テスラ顔負けの上昇を記録した。

 クアラルンプール株式市場では、マレーシアのゴム手袋メーカー、トップ・グローブの株価が今年一時389%高と、MSCIアジア太平洋指数の構成銘柄としては最大の値上がりを記録した。子会社が手袋生産を手掛ける別のマレーシア企業、スーパーマックスの年初来上昇率は一時1000%を超えた。

 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に伴う手袋需要の急増とマレーシアが年末まで空売りを禁じていることが、両社の株価急騰に寄与した。

 マレーシアでは手袋メーカー上位3社の時価総額が今年合わせて約1090億リンギット(約2兆7060億円)膨らんだ。今は国内株式市場への投資10ドルにつき1ドル超が手袋関連だ。

 世界で資産約70億ドル(約7400億円)を運用しているノースケープ・キャピタルのファンドマネジャー、ロス・キャメロン氏は「手袋メーカーの株価急上昇は多くでテスラを連想させるが、テスラより手袋生産セクターの利益見通しの方が確かだ。空売り禁止も株高に若干寄与しているが、手袋生産セクターは来年の増益率が100%を大きく超えると見込んでいる」と話した。(ブルームバーグ Abhishek Vishnoi)

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