海外情勢

元米財務長官「長期の財政刺激必要」 議会に強力・迅速な行動促す

 サマーズ元米財務長官は現在ほど先の見えない景気回復をこれまでに経験したことはないとし、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を補うための景気刺激継続に向けて米議会が「強力かつ迅速に」行動しない場合はなおさらそうだと語った。

 「ブルームバーグ・ウォールストリート・ウィーク」のインタビューで同氏は「誰もが間違っている。支援策の規模が重視されて、支援策の期間には重点が置かれていないため刺激の流れのペースに焦点が当てられていない」と指摘し、「米経済には何カ月にもわたって相当な財政刺激を維持する必要がある」との考えを示した。

 18日終了週の新規失業保険申請件数が3月以来の増加となるなど、米景気回復の停滞を示唆する指標が相次いでいるが、数日後には多額の連邦支援策の期限が切れる。米政権と議会の対立を踏まえると、次の景気刺激策がまとまるには数週間かかる可能性がある。

 米国では多くの地域で新型コロナの感染者が急増し、一部の経済活動が再び停止を余儀なくされた。サマーズ氏は「来年春ごろまでに大半の人々がワクチンの接種を受け、普通の生活に戻ると市場は見ていると推測されるが、私はこうした見方を個人的に疑問視している」と語った。(ブルームバーグ Yueqi Yang)

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus