海外情勢

テスラ、上海工場で部品国産化80%見込み

中国新聞

 米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)はこのほど決算発表の電話会議で、上海工場で生産する部品供給の本土化効果は顕著だとして、「中国で生産する部品の割合は今年末に80%に達する見込みだ」と述べた。併せて、同工場で建設中のスポーツ用多目的車(SUV)「モデルY」生産ラインは順調で、2021年の納車開始を予定していると表明した。全国乗用車市場情報連合会によれば、今年第2四半期(4~6月期)にテスラは中国で世界販売台数の3割に当たる3万1000台を納車。中国での量販車「モデル3」の5月の販売台数は1万1000台、6月は1万4900台だった。同社はこれまでに、中国の主要都市の商業圏や人気のドライブルートに「スーパーチャージャー(充電設備)」2500基と「デスティネーションチャージャー」2400基を設置している。同社が発表した今年第2四半期決算は売上高が60億3600万ドル(約6349億円)で、最終利益は1億400万ドルと4四半期連続の黒字だった。(中国新聞社)

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