海外情勢

大手ハイテク企業のトップ資産、今年に入り急増

 ブルームバーグ・ビリオネア指数によると、29日に反トラスト法(独占禁止法)上の懸念に関する下院公聴会に出席したアマゾン・コムのベゾス最高経営責任者(CEO)ら大手ハイテク企業首脳の資産は今年に入り急増している。

 ベゾス氏の純資産は今年、636億ドル(約6兆6700億円)増加した。7月に入り1日で130億ドル増えた日もあった。世界の富豪番付トップのベゾス氏は現在、個人財産2000億ドルの大台乗せに近づいている。

 フェイスブックのザッカーバーグCEOの資産は今年に入って91億ドル増加し、ベゾス氏とマイクロソフトの創業者、ビル・ゲイツ氏が既に達した1000億ドル台が射程に入っている。

 ハイテク業界で進行する資産の蓄積は、速度と規模で他の追随を許さない驚くべきペースで、他業種の経営者がこれほどの成功を収めたことはない。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)は世界経済を一変させ、経済活動のオンライン化を加速させていることが背景にある。

 シカゴ大学経営大学院のルイジ・ジンガレス教授は「実店舗経済からオンライン経済に劇的に移行した。恐らく同じことはもっと長い時間をかけて起きていただろうが、今は、数年ではなく数週間で実現している」と語った。

 今年に入り資産を大きく膨らませた人には、米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク氏も含まれる。同氏の資産はテスラ株の急騰を追い風に2倍強に膨らみ697億ドルに達した。(ブルームバーグ Ben Steverman、Sophie Alexander)

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