国内

GDP戦後最悪、所得減少でV字回復難しく 有識者に聞く

 野村総合研究所の木内登英エグゼクティブ・エコノミストの話 新型コロナウイルスの感染拡大で個人消費が吹き飛び、戦後最悪のマイナス成長を引き起こした。予想外だったのは実質雇用者報酬の落ち込み幅で、前期比マイナス3.7%とリーマン・ショック後よりも大きく悪化した。所得が減少に転じ、新型コロナとは無関係の消費まで抑え込まれやすい。これが回復力の弱さにつながり、7~9月期のV字回復を難しくする要因になる。自動車など耐久財は先送りとなった需要の上乗せが見込めるが、外食や娯楽といったサービス業は厳しい。経済に深刻な後遺症を残さないために、今後の対策は中途半端な景気刺激策ではなく、感染抑制と困窮者の支援に力点を置くべきだ。感染者が減れば消費は自然に回復する。消費者の合理的な行動を信じても良いのではないか。

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