国内

米EU、相互に関税削減 米国産ロブスターなど、20年以上ぶり合意

 【ワシントン=塩原永久】米通商代表部(USTR)と欧州連合(EU)は21日、互いに一部の輸入品に課している関税を撤廃・削減することで合意したと発表した。EU側の撤廃品目にはトランプ米大統領が強く求めた米国産ロブスターが含まれた。米EUが通商交渉で関税削減を決めるのは20年以上ぶりという。

 米EUは貿易交渉を続けているが、協議は停滞。幅広い品目での妥結が見通せない中、双方の交渉担当者が限られた品目だけの関税削減で歩み寄った。

 EUは米国から輸入する生鮮・冷凍ロブスターの関税を少なくとも5年間は撤廃する。米国の対EU輸出額は約1億1千万ドル(約116億円、2017年)だった。米国は調理済み食品やガラス製品などへの関税を50%引き下げる。EUによる対象品の対米年間輸出額は計約1億6千万ドル。

 米国産ロブスターをめぐっては、トランプ米政権が仕掛けた「貿易戦争」で中国からの報復関税の標的となり、名産地の東部メーン州の業者から不満が出ていた。トランプ氏は市場開放を拒むEUに対し、ロブスター関税を撤廃しなければ「EUの自動車に関税を課す」と圧力をかけていた。

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