海外情勢

トランプ氏を候補正式指名 米共和党、コロナ対応の主張称賛

 2020年米大統領選に向け開幕した与党・共和党の全国大会は24日、トランプ大統領を党の大統領候補に正式指名した。支持率で民主党のバイデン候補にリードを許す中、2期目を目指した選挙戦の追い込みが正式にスタートした。

 共和党大会は一部でオンライン形式ではなく、会場に参加者が集まる形で実施する。トランプ氏はノースカロライナ州シャーロットの会場で「米国は極めてひどい方向、または今よりさらに素晴らしい方向のどちらかに進み得る」と述べた。

 トランプ大統領と講演者は批判された新型コロナウイルス感染拡大への対応について肯定的なイメージ作りを目指した。

 新型コロナ感染で米国内で17万7000人余りが死亡する中、トランプ大統領は強力な対策を打ち出せておらず、公共の場でのマスク着用の必要性など公衆衛生当局の助言に抵抗したと批判されている。トランプ大統領は新型コロナが「弱まっていく」と述べ、民主党大統領選候補のバイデン氏が勝利すれば、必要に応じ経済活動を再び停止することになると冷笑した。トランプ大統領の主張を、新型コロナに感染した口腔(こうこう)外科医のG.E.ガリ氏ら党大会講演者が称賛した。

 大統領の息子ドナルド・トランプ・ジュニア氏も登壇し、新型コロナ感染防止の取り組みで中国からの渡航の大部分を停止したことについて民主党が「私の父を人種差別主義者で外国人嫌いと呼んだ」が、彼らは「米国民の安全安心より政治的な正しさを優先した」と指摘した。

 共和党大会の講演者はまた、トランプ米大統領を無能と批判した民主党に対抗し、民主党のバイデン大統領候補を危険な急進主義者として描こうとした。

 2024年の大統領選候補と目されているヘイリー前米国連大使は自身とトランプ氏が国連で「米国のために立ち上がった」と主張。民主党とバイデン候補が米国第一主義を非難しているが、トランプ氏は常に米国を第一としており再選にふさわしいとの認識を示した。(ブルームバーグ Jordan Fabian、Mark Niquette)

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