海外情勢

米共和党大会 トランプ氏称賛演説、コロナ対策の指導力を強調

 米共和党全国党大会2日目の25日夜のプログラムを締めくくったのは、大統領夫人のメラニア・トランプ氏とポンペオ国務長官だった。両氏はトランプ大統領の人間的な側面について語るとともに、新型コロナウイルス危機を通じて大統領が発揮しているリーダーシップを強調した。

 ホワイトハウスのローズガーデンで演説したメラニア夫人はトランプ大統領について、「このひどいパンデミックによって打撃を受けた全ての人を守るためあらゆる可能なことをするまで休むことはないだろう」と述べた。

 メラニア夫人は米国内の人種差別をめぐる不安の癒やしや、スロベニア出身の自分が米国市民になったときに感じた誇らしい気持ちについて語ったほか、子供のオンライン上のいじめ対策で自ら主導する「Be Best(最高になろう)」活動にも言及した。

 ポンペオ長官はメラニア夫人の演説に先立ち、エルサレム訪問中に収録したビデオ演説で、トランプ大統領は「中国共産党の略奪的な攻撃性という本質を暴いた」ほか、中東和平に向け歴史的な前進を成し遂げたと、大統領の功績を訴えた。

 ホワイトハウスのクドロー国家経済会議(NEC)委員長は、トランプ大統領が再選を果たせば、政権は中間層向けの新たな減税を導入し、規制緩和を進めるだろうと述べた。

 クドロー氏は、高所得層向け給与減税と中間層向け所得減税のほか、投資と生産性、雇用のためにキャピタルゲイン減税を行うとし、「深刻な感染拡大から抜け出ようとする中、まともな考えを持つ人なら増税を行って納税者の懐を寂しくさせることはしないだろう」と話した。

 その上で、「われわれの経済をめぐる選択は極めて明快だ。健全な経済や繁栄、機会、楽観主義を望むのか、それとも経済低迷とリセッション(景気後退)、悲観主義の日々に戻ることを望むのかだ」と語った。

 また、失業者数が高止まりする中でも米国株が最高値を更新したとし、トランプ大統領の経済運営を擁護。「米経済は今や健全さを取り戻している。緊急支援策と減税により国民は仕事に戻りつつある。住宅、自動車、製造業、個人消費のブームが起きている。株価は最高値圏にある」と強調した。(ブルームバーグ Mark Niquette)

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