海外情勢

サムスン経営トップを起訴、審議委の勧告振り切る

 【ソウル=桜井紀雄】韓国のソウル中央地検は1日、韓国最大の企業グループであるサムスングループの経営トップ、李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長を、父である会長から経営権を引き継ぐ過程で、不正会計などに関わったとして、資本市場法違反や業務上背任などの罪で在宅起訴したと発表した。他のグループ関係者10人も在宅起訴した。

 今回の捜査をめぐっては、外部の専門家らが起訴の妥当性を審査する最高検の捜査審議委員会が6月に捜査の中止と不起訴が相当と勧告していた。検察は、審議委の勧告を全て受け入れてきた前例を破って起訴に踏み切った形で、批判は避けられない。

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