海外情勢

インドが人気ゲーム「PUBG」含む100以上の中国製アプリを禁止

 インド政府は騰訊控股(テンセント)の人気ゲーム「PUBG」を含む100以上の中国製アプリの使用を禁止した。国境紛争をめぐる中国とインドとの緊張がエスカレートする中、安全保障面で中国に対する警戒を強めていることの表れとみられている。

 インドの電子情報技術省は2日の発表で、インターネット検索最大手の百度(バイドゥ)やアリババ集団傘下の金融会社アント・フィナンシャルの電子決済サービス「支付宝(アリペイ)」など使用を禁じた118のアプリが「インドの主権と完全性」だけでなく、「セキュリティーと社会秩序」に悪影響を与えると指摘。今回の措置はインドのモバイルユーザーとインターネットユーザーの「利益を守る動きだ」と説明した。

 両国は国境をめぐる緊張が続く中、複数回にわたる軍のハイレベル協議でも数カ月に及ぶ膠着(こうちゃく)状態を打開できておらず、インドはアプリ使用禁止措置を打ち出し中国との対立姿勢を強めた。インドは6月から7月にかけて、動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」を含む100余りの中国製アプリを禁止していた。

 バンガロールに本社を置くレッドシア・マネジメント・コンサルティングのアニル・クマー最高経営責任者(CEO)は、「国境をめぐって緊張が高まる中でアプリ使用を再び禁止したのは、インドがこれらのアプリからのデータ漏洩(ろうえい)やセキュリティー上の真の脅威を感じていることの表れだ」と指摘した。(ブルームバーグ Saritha Rai)

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