国内

8月輸出14.8%減の5.23兆円 中国向け2カ月連続プラス

 財務省が16日発表した貿易統計(速報、通関ベース)によると、8月の輸出は前年同月比14.8%減の5兆2327億円だった。7月(19.2%減)より改善したが、6カ月連続で減少率が2桁となった。新型コロナウイルスの感染拡大が続く欧米向けが不振だった一方、早期に経済を再開した中国向けは2カ月連続でプラスとなった。

 輸入は20.8%減の4兆9844億円。輸出から輸入を差し引いた貿易収支は2483億円の黒字だった。黒字は2カ月連続。新型コロナの影響について財務省の担当者は「底打ち感を貿易統計の数字だけで確認するのは難しい」と説明した。

 米国向け輸出は21.3%減の9369億円で13カ月連続の減少。医薬品が69.4%減、建設用・鉱山用機械が49.3%減だった。輸入は22.0%減の5637億円で、原粗油が68.3%減った。

 対欧州連合(EU)の輸出は19.2%減の4763億円となった。原動機や自動車が低迷し、13カ月連続で減少した。輸入は22.1%減の5573億円で、航空機類が86.6%減と大幅に落ち込んだ。

 対中国では、輸出が5.1%増の1兆2616億円だった。非鉄金属が81.4%増となり自動車も29.0%のプラス。輸入は7.0%減の1兆3192億円でマスクを含む織物用糸・繊維製品が40.7%増えた一方、電算機類の部品や自動車部品は減少した。

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