海外情勢

バイトダンス、TikTok新法人に過半出資へ 中国紙は「最悪の事態回避」と評価

 【北京=三塚聖平】中国IT企業、北京字節跳動科技(バイトダンス)は21日に声明を発表し、傘下の動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の米国事業について、同事業を引き継ぐ新法人はバイトダンスの子会社になるとの認識を示した。米オラクルなど複数の米国企業が新法人に過半出資するとの見通しが伝えられていたが、米側との認識に食い違いが生じている可能性もある。

 声明は、新設する「ティックトック・グローバル」の株式の80%をバイトダンスが保有することになり、同社が経営支配権を失うという見方は「噂」だと否定した。ロイター通信は、バイトダンスの株式の41%を米国の投資家が持っているため、この間接的な保有分を考慮すれば、新法人は株式の過半数を米側が保有することになるという複数の関係者の見方を伝えた。

 中国外務省の汪文斌(おう・ぶんひん)報道官は21日の記者会見で、ティックトックの米国事業をめぐる動きについて「企業の特定のビジネス活動にはコメントしない」と述べるにとどめた。共産党機関紙、人民日報系の環球時報は21日付の社説で、米側が承認した提携案は「米国への完全売却など最悪の事態を回避した」と評価した。

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