海外情勢

米下院が暫定予算案を可決 上院に送付 成立なら政府閉鎖回避

 米下院は22日、12月11日まで政府資金を手当てする暫定予算案を可決した。これに先立ち、共和、民主両党とホワイトハウスが農家支援と低所得世帯向け食料支援で合意していた。

 採決は賛成359、反対57。同案は上院に送付され、今会計年度が終わる9月30日以前に採決が行われる。成立すれば政府機関閉鎖は回避される。

 暫定予算案には大部分の政府省庁・機関の予算のほか、トランプ政権や農業州選出議員が求めていた農務省商品信用公社(CCC)向けの300億ドル(約3兆1500億円)が盛り込まれた。

 民主党は、学校給食が通常提供される子供向けの新型コロナウイルス対策プログラム約80億ドルを確保した。18日の段階で容認可能な額として同党が挙げていた20億ドルを上回った。

 ペロシ下院議長はCCC向け予算に関し、製油業者や石油輸入業者の支援や再生可能燃料の基準達成のために用いることを禁止すると説明した。

 ペロシ議長ら議会民主党は21日、CCC向け予算と食料支援を含まない案を公表。しかし、農業州選出の一部民主党議員からの圧力や、共和党の強い反対を受け、ペロシ議長は交渉を再開していた。(ブルームバーグ Erik Wasson、John Fitzpatrick)

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