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立民代表、2年間の消費税0%「選択肢の一つ」 衆院選は233選挙区超擁立

 立憲民主党の枝野幸男代表は28日、産経新聞のインタビューに応じ、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた経済対策として2年間限定で消費税率をゼロに引き下げることも選択肢の一つだとの考えを示した。「一種のショック療法なので、選択肢としては否定すべきではない。せいぜい2年までだ」と述べた。

 消費税減税をめぐっては、野党内で次期衆院選の共通公約に掲げるべきだとの主張がある。枝野氏は「掲げること自体、否定しないが、国民にとってもメインのテーマにはなり得ないのではないか」と述べた。消費喚起策としては、年収1千万円以下の中間層に対する時限的な所得税減税の方が有効だとも主張した。

 次期衆院選については「選挙区の候補者で総定数465議席の2分の1以上に立てたい。実現可能な目標だ」と強調。全289選挙区のうち、立民と会派を組む国民民主党などの野党勢力で233選挙区以上に擁立する方針を示した。

 共産党が選挙協力の条件とする「野党連合政権」については「どういった連携ならお互いに納得できるのか、有権者に理解してもらえるのか、慎重に考えていかなければならない」と述べるにとどめた。

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