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EUが関税なら「反撃」 トランプ氏、報復示唆し圧力

 【ワシントン=塩原永久】トランプ米大統領は15日、米航空機大手ボーイングへの補助金に対抗して欧州連合(EU)が対米関税を発動した場合、「さらに強力な反撃を加える」と述べた。世界貿易機関(WTO)がEUによる対米関税を承認したのを受け、実際にEUが発動すれば報復に出ると圧力をかけた。

 トランプ氏は記者団に、EUが対抗関税を実施すれば反撃すると強調。一方で「彼らはそれを望まない」と語り、EU側の出方を見守る姿勢もにじませた。

 WTOが欧州航空機大手エアバスへの補助金をルール違反だと認定したため、米政府は昨年、EUに対抗関税を発動した。米国とEUの双方が関税を掛け合う事態に発展して貿易摩擦が激化する瀬戸際にある。

 ロイター通信は15日、米政府がEUに和解案を提示したと報道。エアバスが補助金を払い戻せば、米国がEU製品に掛けている関税を撤廃するとの内容だが、EUがどう対応するかは見通せない。WTOは13日、EUによる対米関税の発動を承認していた。

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