海外情勢

米ダンキン、身売り交渉 インスパイアと予備的協議

 ドーナツの「ダンキン」やアイスクリームの「バスキン・ロビンス」の親会社、米ダンキン・ブランズ・グループは25日、プライベートエクイティ(PE、未公開株)投資会社が出資するインスパイア・ブランドへの身売り交渉を行っていると明らかにした。

 米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)が関係者を引用して先に伝えたところでは、インスパイアの提案はダンキンを1株当たり106.50ドル、企業価値88億ドル(約9200億円)の評価額で取得・非公開化するという内容。買収価格はダンキンの23日の株価終値を20%上回る水準で、その時点の同社の時価総額は73億ドルだった。

 ダンキンの広報担当カレン・ラスコフ氏は発表資料で、「インスパイアによる買収に向けた予備的協議を行っていることを認める」としたものの、それ以上の詳細は明かさず、合意は確実でないとした。

 ダンキン株は3月以来、2倍余りに上昇。モバイル注文アプリなどがパンデミック(世界的大流行)期間の販売を押し上げるとの投資家の楽観的な見方が背景にある。ブルームバーグ・ニュースの集計データによれば、同社の株価収益率は34倍と、業界中央値の37倍を下回っている。(ブルームバーグ Jim Silver、Yueqi Yang)

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