海外情勢

サムスン予想上回る利益 7~9月期52%増、携帯新製品に追い風

 韓国サムスン電子が29日発表した今年7~9月期(第3四半期)決算によると、最終利益は前年同期比52%増の9兆2700億ウォン(約8500億円)と、市場予想(7兆5400億ウォン)を上回った。サムスンはより先進的な半導体プロセスへの移行などのため、今年の設備投資が35兆2000億ウォン前後になるとの見通しを示した。

 中国の華為技術(ファーウェイ)に世界最大のスマートフォンメーカーの座を明け渡したサムスンは、リードを取り戻そうとしている。同社は7~9月期に携帯端末の新製品を発表。世界的な経済活動再開や米アップルなどライバルの携帯端末発表の遅れが追い風となった。ファーウェイに対する米制裁前の急ぎの注文もサムスンのメモリー部門に恩恵を与えた。

 ただ、サムスンは今後については、サーバーを手掛ける顧客からの半導体メモリー需要鈍化や、携帯電話と家電の競争激化を背景に、10~12月期に減益になるとの見通しを示した。競争激化と需要鈍化を背景にその勢いは弱まるという。

 ブルームバーグ・インテリジェンスのアナリスト、アンシア・ライ氏は同社の先行きについて「スマホ出荷の回復を受け、予想以上の利益を発表する可能性があるが、半導体メモリーの利益は減少する」と分析した。(ブルームバーグ Sohee Kim)

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