経団連は２４日、同日開催予定の中西宏明会長の会見について、中西氏が治療のため、欠席すると発表し、会見を中止にした。治療スケジュールの都合がつかず、オンラインでの開催も難しいため。中西氏の会見中止は、９月以降３回目となる。
中西氏は７月にリンパ腫の再発が判明し、入院し、治療している。面会、外出は禁止されているが、体調や治療スケジュールに応じて、政府の経済財政諮問会議や経団連の会合、記者会見には、オンラインを含め、可能な限り出席、参加する考えを示している。
会見については、入院後、最初となった９月７日は出席したが、１０月５日と１１月９日は病室からのオンライン方式とした。９月２３日、１０月１９日は治療のため中止となっている。
経団連の久保田政一事務総長は中西氏の「治療は最終段階に入っている」と説明したが、同時に、「最新治療を実施しているため、先が読めない」と語った。また関係者によれば、中西氏は病院内でウォーキングのほか筋力が落ちないようなトレーニングは続けているという。