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空き缶で…塔や人形造形 銀座で展示会、千葉・津田のぼるさん

 千葉県船橋市在住の美術家、津田のぼるさん(73)のビールやジュースの空き缶を使った造形作品展が30日、東京・銀座の「ギャラリーGK」で始まった。

 津田さんは20年ほど前、リサイクルを兼ねた空き缶の再利用を思いつき、缶響(かんきょう)造形と名付けた。空き缶を焼くと、残っていたビールやコーラ、ジュースが焼き付いて独特の材質感を出し、曲げたり張り合わせたりすれば大きさ、形も自由自在だという。

 今回はクリスマスシーズンに合わせ、「妖精の国より」をテーマに、窓から光が漏れる塔や、カラフルに着色されて、かわいいけれど少し怖い人形など、冬の夜を思わせる約100点を展示している。

 津田さんは「捨てられる空き缶が生まれ変わって輝く姿を楽しんでもらえればうれしい」と話している。12月5日まで。

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