海外情勢

北朝鮮が軍事パレード、新型SLBM「北極星5」登場

 【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮は14日夕、平壌の金日成(キム・イルソン)広場で5~12日に開かれた第8回朝鮮労働党大会を記念した軍事パレードを行った。新たに総書記に就任した金正恩(ジョンウン)氏が閲兵した。北朝鮮メディアが15日に報じた。パレードには、基体に「北極星5」と書いた新型の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)とみられる兵器が登場した。

 正恩氏は党大会で原子力潜水艦の建造計画も明らかにしていた。海からの奇襲を可能にする兵器を誇示し、20日に発足するバイデン新政権を牽制(けんせい)する狙いとみられる。一方で、昨年10月の党創建75周年のパレードで公開した新型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)は登場せず、米側への過度な刺激を抑制して出方をうかがう意図もありそうだ。

 金正官(キム・ジョングァン)国防相が演説で「敵対勢力がわが国の安全を少しでも侵害すれば、最も強力で攻撃的な力を先制的に動員する」と米側を牽制した。朝鮮中央通信は、先端兵器は「核保有国としてのわが国の地位、世界最強の軍事力を保有したわが軍の威力を証明した」と主張した。

 韓国当局によると、パレードは14日午後6時半ごろから約3時間続き、北朝鮮が昨年までに試射した新型短距離弾道ミサイルなど他の最新兵器も登場した。

 韓国軍が10日深夜に軍事パレードの動きを捕捉し追跡中と発表していたが、リハーサルだったもよう。正恩氏の妹の金与正(ヨジョン)党副部長が「敵意ある見方」と韓国側の発表を強く非難した。

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