国内

総務省幹部、首相長男側との会食は延べ12回 衆院予算委

 菅義偉首相の長男が関与したとされる総務省幹部の接待疑惑をめぐり、同省は12日の衆院予算委員会で長男側と幹部4人が会食したのは平成28年以降、延べ12回に及ぶと明らかにした。会食ではタクシーチケットや贈答品を受け取るケースもあったという。

 同省の原邦彰官房長の説明によると、谷脇康彦総務審議官が令和元年から3回、吉田真人総務審議官が2年に2回、放送行政を所管する情報流通行政局の秋本芳徳局長が平成28年から4回、湯本博信官房審議官が31年から3回だった。

 予算委では立憲民主党の森山浩行氏が会食費や場所などの報告も求めたが、原氏は「現在精査中だ」とし、武田良太総務相も「総力を挙げて調査に入っている。正確でしっかりと情報を上げるように指示をしている」と述べ、判明した事実から順次報告していくことを強調した。

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