海外情勢

仏外相、中国大使の問題発言に再び抗議「侮辱や脅しやめよ」

 【パリ=三井美奈】フランスのルドリアン外相は22日の声明で、中国の盧沙野・駐フランス大使が仏議員や研究者に対して行った発言は「侮辱や脅し」にあたると非難し、直接抗議するため、盧大使を呼び出した。盧大使は、23日に外務省に赴くと表明した。

 盧氏は21日、インターネット上のメッセージで、中国を批判したフランス人研究者を「発狂したハイエナ」などと罵倒。訪台を計画中の上院議員に対しては、中国が対仏制裁に出る可能性があると示唆した。

 ルドリアン氏は声明で、盧氏の発言は「受け入れがたい」と主張。フランス法が定める個人の自由を尊重するよう求めた。

 声明を受けて盧氏は、「22日は都合で行けなかった」とツイッターで発信した。23日にルドリアン氏との面談で、欧州連合(EU)が22日に発動した対中制裁や台湾問題について取り上げるつもりだと記し、対抗姿勢をあらわにした。

 ルドリアン氏が、盧氏の発言をとがめ、呼び出すのは2度目。昨年4月には、新型コロナウイルス対応をめぐり、フランスの高齢者が「見捨てられた」という表現に抗議した。

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