国内

梶山経産相インタビュー詳報 温暖化ガス排出量削減の野心的目標 産業界との調整必要 (2/2ページ)

 

 --次期エネルギー基本計画の策定に向けた議論が深まってきた。特に、原発比率などをどうとらえるか

 「エネルギーミックスはタブーなしで議論している。脱炭素ができるのは、再生可能エネルギーと原子力で、この2つでどこまで賄うか。再エネで伸びる余地があるものでは洋上風力や太陽光があるが、現実には30年に間に合うか、どう増やすかが課題だ」

 「原発は既にあるものを使っていき、地域の了解をとって再稼働していく。今も(東京電力福島第1原発)事故後の信頼回復につながっておらず、現時点では新設もリプレース(建て替え)も考えていない。ただ、技術開発や研究はしていく。燃料棒やパイプなど安価な構成材料や、一体型でコンパクトなものができるかもしれない。そうしたものが将来の安全性や経済性につながっていく。(省内の検討会で原発を)議論しており、近く、ひとまずの方向性を出していきたい」

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