海外情勢

米上院がSEC委員長承認 ゲンスラー氏、アルケゴス問題など対応へ

 米上院は14日、バイデン大統領が証券取引委員会(SEC)委員長に指名したゲーリー・ゲンスラー氏の人事案を賛成53、反対45で承認した。同氏は、米金融業界の規制・監督の最高責任者として、ネット情報拡散と株取引アプリによるゲームストップ株などへの取引集中の影響や特別買収目的会社(SPAC)をめぐる市場の過熱、ビル・フアン氏の投資会社アルケゴス・キャピタル・マネジメントのポジション破綻などあらゆる問題への対応を迫られる。

 さらにトランプ前政権下で緩んだ監督・監視を速やかに強化するよう求める民主党進歩派からの強い圧力にもさらされる見通しだ。

 オバマ政権下で商品先物取引委員会(CFTC)委員長を務め、2008年の金融危機が深刻化した一因とされるデリバティブ(金融派生商品)に新たなルールを課したゲンスラー氏は、市場の番人の役割を熟知している。トランプ政権下のクレイトン前委員長の方針を転換し、金融業界と激しく渡り合うとみられている。(ブルームバーグ Benjamin Bain)

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