海外情勢

中国CICC、外資に反撃 海外買収・人材採用 運用優位維持へ

 中国の15兆ドル(約1600兆円)規模の資産運用市場に世界の金融機関が参入する中、中国国際金融(CICC)は海外での買収や人材採用などの反撃を開始している。

 CICCはヘッジファンドなど、アジアに重点を置く中規模の資産運用会社で買収先候補を探していると資産運用責任者の徐翌成氏が明らかにした。商業銀行からの委託で資産の伸びに拍車が掛かり、買収しなくても、同社の事業規模は比較的低いベースから今後10年で少なくとも10倍に拡大すると見込まれている。

 同社はまた、ウェルス事業の買収も検討していると主に個人の顧客にサービスを提供するウェルスマネジメント責任者、呉波氏が共同インタビューで明らかにした。ただ、今のところ標的は決まっていないという。

 徐氏は支配株・少数株を「海外市場で取得することに非常に関心がある。重要なのは、事業協力で互いの強みを補完することだ」と述べた。

 中国の資産運用セクターは金融業界の開放による最も大きな影響にさらされている。CICCは昨年11月のリポートで、米ブラックロックなどの世界的運用会社のシェアは今後10年で最大15%に達する見込みだと指摘した。それでもなお、「複雑で緊密に結び付いたエコシステム」と徐氏が呼ぶ仕組みをより深く理解していることを考えれば、中国企業は新たな事業や人材を獲得する計画を通じて、優位を維持する可能性がある。同氏は「当社はそうしたエコシステムへの適応に自信がある」と語った。(Bloomberg News)

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