国内

<独自>五輪選手団スタッフ向けホテル確保 NTC近くに80室、40日間

 開幕まで50日を切った東京五輪に向けて、日本オリンピック委員会(JOC)が強化拠点である「味の素ナショナルトレーニングセンター」(NTC、東京都北区)近隣のホテル80室以上を確保し、日本選手団を支援するスタッフに宿泊先として提供することが3日、分かった。コーチやトレーナー、情報分析担当者ら多くのスタッフがNTCに通いやすい環境を整え、選手村(東京都中央区)とは別に、もう一つの活動拠点として機能させる狙いだ。

 関係者によると、JOCが予約したのはNTCに近いホテル数棟。期間は7月初旬ごろから大会閉幕までの約40日間。

 新型コロナウイルスの流行後、NTCの宿泊棟は感染対策のため全室が「個室」としての利用に制限された。複数人が泊まれる部屋にも1人での宿泊しか認めず、選手やスタッフの1日の利用者は定員の半数程度の300人にとどまる。

 五輪直前や大会期間中、バスケットボールなど団体球技をはじめ多くの競技選手がNTCで練習を行う。利用が集中するため、全ての選手やスタッフが併設の宿泊棟に入れないことが課題だった。今回、宿泊先を新たに確保したことで、日本選手団の活動の効率は大幅に向上する見通しだ。

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus