海外情勢

中国・河南省で「千年に一度」の大雨 地下鉄浸水などで計25人死亡

 【北京=三塚聖平】中国内陸部の河南省で記録的な大雨が降り、地元政府は21日夕、死者が計25人、行方不明者が7人になったと発表した。地元気象局は「千年に一度」の大雨だと指摘。習近平国家主席は同日、住民の命や安全を守ることを最優先に救助活動を行うよう指示した。

 省都の鄭州市では20日午後4時~5時の1時間で200ミリを超える雨が降り、中国全土の陸地部分での観測史上最大を記録。市内の広範囲が冠水し、地下鉄構内へ雨水が流れ込み、逃げ遅れた12人が死亡した。地下鉄車両内で乗客が胸まで水につかった状態で救助を待つ様子も伝えられた。

 同市内では、家屋の倒壊などにより4人が死亡。各地で交通が寸断したほか断水や停電も発生した。

 日産自動車によると、鄭州にある現地合弁の完成車工場の生産を一時的に停止した。従業員は無事だと説明している。

 大雨は、河南省で16日頃から降り続いており、人民解放軍などが救援活動を行っている。

 鄭州は河南省の中心都市で、人口は1200万人超。黄河の流域に位置しており、歴史的に水害が繰り返されてきた。

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