国内

日仏首脳会談 ウイグル・香港に「深刻な懸念」

 菅義偉(すが・よしひで)首相は24日、東京五輪の開幕に合わせて来日中のフランスのマクロン大統領と東京・元赤坂の迎賓館で会談した。両首脳は中国の新疆ウイグル自治区と香港における人権状況に「深刻な懸念」を共有した。会談後、自衛隊と仏軍の部隊間で関係を強化することなどを盛り込んだ共同声明を発表した。

 フランスは2024年のパリ五輪・パラリンピックの開催国。両首脳の会談は、6月に英コーンウォールで開かれた先進7カ国首脳会議(G7サミット)の際に続き今回で2回目。

 首相はマクロン氏が東京五輪・パラリンピックの開催をいち早く支持したことに謝意を表明。マクロン氏は「23日に行われた開会式は素晴らしかった。東京大会の成功を確信している」と述べた。首相はまた、東京電力福島第1原発事故を受けた日本産食品輸入規制の緩和に協力を求めた。

 両首脳は共同声明で「包摂的かつ法の支配に基づく自由で開かれたインド太平洋の実現」の重要性を再確認した。途上国へのワクチン供与を含む新型コロナ対策で協力することでも一致。過剰融資で途上国への影響力を強める中国を念頭に、公正で透明性が確保された開発金融が重要との認識でも足並みをそろえた。

 マクロン氏との会談に先立ち、首相はモンテネグロ、ポーランド、コソボ、スイス、アルメニア、トルクメニスタンの大統領や首相らとも会談。いずれの会談でも北朝鮮の拉致問題解決に向けた協力を求めた。

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