国内

国内過去最多新たに1万5813人が感染 新型コロナ

 国内で11日、新たに1万5813人の新型コロナウイルス感染者が確認され、過去最多を更新した。1万5千人超えは今月7日以来。都道府県別では東京4200人、神奈川1565人、大阪1490人、埼玉1227人、千葉955人など。

 また、厚生労働省に対策を助言する専門家組織が同日、会合を開き「全国的にほぼ全ての地域で新規感染者数が急速に増加。これまでに経験したことのない感染拡大となっている」と分析。公衆衛生や医療提供の体制が首都圏を中心に非常に厳しいとして「もはや災害時の状況に近い局面を迎えている」と評価した。

 西浦博・京都大教授は今後の東京都の感染状況を予測。感染者1人からうつる人数を示す実効再生産数が半減しても、今月中旬には入院患者数が最大確保病床の約6千床に到達し、下旬には、重症者数が確保している約400床の半数近くまで達し、医療体制が逼迫(ひっぱく)するとした。

 専門家組織座長の脇田隆字(たかじ)・国立感染症研究所長は、東京パラリンピックの観客について、無観客開催となった五輪を踏まえて「同じような状況が望ましいのではないかと個人的には感じている」と述べた。

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