国内

加藤氏、男系継承「大変な重み」総裁選での議論めぐり

 加藤勝信官房長官は9日の記者会見で、皇位の男系継承の意義について「男系継承は古来例外なく維持されてきた大変重みのあるものだ。皇位継承は慎重かつ丁寧な検討を行う必要がある」と述べた。安定的な皇位継承の維持については「国家の基本に関わる極めて重要な問題だ」とも語った。

 自民党総裁選(17日告示、29日投開票)では、安定的な皇位継承の在り方に関し、出馬を表明した岸田文雄前政調会長と高市早苗前総務相が男系継承の重要性を訴えている。一方、出馬に意欲を示す河野太郎ワクチン担当相は、過去に女系天皇を容認した自身の発言を修正し、政府の有識者会議(座長・清家篤元慶応義塾長)の議論を尊重する姿勢を強調している。

 こうした皇位継承の在り方をめぐる言動に関し、加藤氏は「政府としてコメントするのは差し控えたい」と述べるにとどめた。

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus