海外情勢

米政権顧問「オミクロン到来は避けられず」

 【ニューヨーク=平田雄介】カナダ東部オンタリオ州は28日、首都オタワで新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染例を2例確認したと発表した。南北米大陸の感染確認の発表は初めてという。

 いずれもナイジェリアへの渡航歴があった。カナダ政府は直近2週間以内に南アフリカやエスワティニなどアフリカ南部7カ国への滞在歴がある人の渡航制限措置を導入しているが、ナイジェリアは対象国に含まれていなかった。

 カナダと国境を接する米国では同日、バイデン政権の医療顧問トップのファウチ国立アレルギー感染症研究所長が「(オミクロン株の)到来は避けられない」と出演したテレビ番組で語った。

 米国は29日にアフリカ南部からの渡航制限措置を始める予定だが、その要点を「感染拡大を遅らせ、より良い備えをするために必要な時間を稼ぐことだ」と説明。最良の備えは「ワクチンを接種することだ」と強調し、「ブースター接種」と呼ばれる3回目の接種要件を満たした人や未接種者の接種を推奨したほか、マスク着用や社会的距離の確保を続けるよう求めた。

 また、ファウチ氏はバイデン米大統領にオミクロン株について説明し、ホワイトハウスによると、「より明確な情報を得るには約2週間かかるが、既存のワクチンで重症化をある程度防ぐことができそうだ」と伝えた。

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