NY原油34年ぶり10日続落

2018.11.10 08:42

 9日のニューヨーク原油先物相場は10営業日続落し、指標の米国産標準油種(WTI)の12月渡しが前日比0・48ドル安の1バレル=60・19ドルと、3月上旬以来、約8カ月ぶりの安値で取引を終えた。ロイター通信によると、10日続落は1984年以来、34年ぶり。

 原油相場は一時、1バレル=59・26ドルまで下げ、3月上旬以来、約8カ月ぶりに60ドルを割り込んだ。10月上旬の高値から2割超下落した。

 米国など主要産油国による原油増産が警戒されている上、米中貿易摩擦の影響で世界経済が減速し、エネルギー需要が鈍化するとの懸念も強まり、売り注文が続いた。(共同)

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