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国内鉄鋼“真の復活”なお時間 脅かす中国輸入材、忍び寄る供給過剰の影

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国内鉄鋼“真の復活”なお時間 脅かす中国輸入材、忍び寄る供給過剰の影

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 超強力鋼など日本の技術力に裏打ちされた鋼材は別だが、普通鋼などはどうしても価格で選ばれる。円高時に輸入材が幅を利かせた理由もそこに尽きる。「輸入材の流入量によって鋼材価格は大きく左右される。大きな脅威だ」と神戸製鋼の川崎博也社長は指摘する。

 厳しい価格転嫁

 円高是正で輸入材が減少したため国内メーカーは復活した。「裏を返せば、円高に振れれば一気に海外勢の台頭を許す」(鉄鋼メーカー関係者)

 日本に輸出するだけの生産余力が中国にはあり、こうした状況は「10年程度は改善されないと覚悟している」(新日鉄住金の宗岡正二会長)。輸入材が攻勢をかける円高下でも利益を出せる生産体制を築くため、新日鉄住金、神戸製鋼は一部の高炉休止を決め、生産を縮小する。

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