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鴻海とシャープ、ほころび目立つ提携関係 有機EL開発見送り

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鴻海とシャープ、ほころび目立つ提携関係 有機EL開発見送り

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 鴻海が量産する有機ELパネルはスマートフォンやタブレット向けで、主に中国市場に向けた商品にする。

 一方、シャープは、有機ELパネルの研究自体は行っているものの、商用化には消極的。「量産には2千億円の新規の設備投資が必要になる」(シャープ幹部)とみられるのが主な理由だ。

 鴻海との協力は、大型液晶パネルを製造する堺工場の共同運営に絞られる見込みだ。

 鴻海は昨年、シャープに669億円を出資することで基本合意していたが、シャープの株価が下落したことが影響し、期限までに払い込まれず見送りとなった。資本提携の交渉期限は3年とされているが、具体的な動きはない。

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