電機復調 日立23年ぶり営業益最高 パナ、シャープ3期ぶり黒字
更新一方、主力の液晶パネルの販売回復やリストラ効果で営業損益で黒字を回復したシャープは、テレビや半導体事業などの収益が改善したパナソニックとともに3期ぶりに最終黒字となり、前期は赤字だった富士通も国内システム事業が好調で最終黒字に転換した。
東京都内で12日会見したシャープの高橋興三社長は、黒字転換は固定費削減や資産売却も要因だとして「もっと市場の状況変化に即応できる体質にしないといけない」と述べ、経営再建の現状に厳しい見方を示した。
15年3月期は各社とも好調な業績を予想している。東芝はインフラ関連事業などが拡大し、営業利益は前期比13.5%増で過去最高の3300億円を見込む。三菱電機は中国向けの事業などが好調で売上高、最終利益とも過去最高になる見通しだ。
