ドコモ、夏商戦は「ボルテ」「4K」対応スマホで巻き返し
更新NTTドコモは14日、夏商戦向けにスマートフォン(高機能携帯電話)やタブレット端末計12機種を15日から順次発売すると発表した。
このうちスマホ4機種とタブレット2機種は6月下旬から、国内で初めて、高速データ通信サービス「LTE」で音声通話も提供する「ボイス・オーバーLTE(ボルテ)」に対応する。
ボルテに対応する最新スマホは、ソニーの「エクスペリアZ2」や富士通の「アローズNX」、シャープの「アクオスゼータ」など。ボルテは対応機種間での通話でないと利用できない。
ドコモの加藤薫社長は発表会で、「高品質なテレコミュニケーションを思う存分楽しんでいただきたい」と語り、音声通話の需要喚起に期待感を示した。
ドコモは春商戦での販促費用増加やスマホ市場全体の鈍化の影響により、2014年3月期に減収減益となり、ソフトバンクに業界首位の座を譲った。こうした中、ドコモは他社に先駆けてボルテを導入するほか、国内通話が話し放題となる新料金プランを始めることで、巻き返しを図りたい考えだ。
