【未年に翔ける】三越伊勢丹ホールディングス社長・大西洋さん(59)
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--足元の消費環境はどうか
「圧倒的に多い中間層の購買が落ちている。円安などを背景に、いろいろなコストが上昇する一方、中小企業を中心に給料が上がっていないからだ。2015年前半も、厳しさが続くだろう。後半に向け、鍵となってくるのは地方経済の回復だ。われわれ小売業も微力ながら、地方の産品をどんどん首都圏の店で販売するといった取り組みが必要だ。多くのお客さまに買ってもらえば、地方がにぎわい、雇用にもつながる」
--コスト削減のため、百貨店ができることは
「われわれは『仕入れ構造改革』を進め、メーカーなどから商品を仕入れて店頭で売る従来の百貨店の方式でなく、自分で物作りをして売り切る方式の導入を進めている。今までのように返品はきかないが、余分なコストを削り、販売価格を引き下げることができる。この方式の全体に占める比率は現在16~17%で、これを20~25%まで高めようと考えている」
