輸入車各社、相次ぎ値上げも販売強気「大きな影響ない」
更新輸入車で値上げの動きが出ている。生産コストなどが上昇しているためで、フォルクスワーゲングループジャパン(VGJ)が1月から値上げしたのに続き、プジョー・シトロエン・ジャポンも2月に販売価格を引き上げる。業界団体は20日、今年の販売について昨年を上回る見通しを明らかにしたが、値上げや基準が厳しくなるエコカー減税が影響する可能性もある。
日本自動車輸入組合の庄司茂理事長(VGJ社長)は同日の会見で、今年の輸入車販売について「昨年をやや上回るものになる」と予想した。
昨年は前年比3.4%増の29万196台と、5年連続で前年超え。株高や景気回復を背景に高級車が好調で、新型車効果も販売を押し上げた。
値上げが今年の販売に与える影響について庄司理事長は「値上げ幅は低く抑えられており、大きな影響はない」と話す。
