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商社、非資源の柱に農業 「肥料」「飼料」など業界再編を主導

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商社、非資源の柱に農業 「肥料」「飼料」など業界再編を主導

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 海外勢と対等に勝負

 一方、海外でも畜産関連業界に再編の波が押し寄せている。昨年8月、米食肉加工大手タイソン・フーズが米加工食品大手ヒルシャー・ブランズを買収。また、“爆食”国民の胃袋を満たさなければならない中国企業は、食肉大手の万洲国際(旧双匯国際)による米スミスフィールド・フーズ買収や、飼料最大手の新希望六和が豪州4位の農場・牛肉加工企業を傘下に収めるなど大型M&A(企業の合併・買収)が相次いでいる。

 海外勢と対等に競争するため、日本勢は国内ばかりに目を向けていられない。伊藤忠はタイ財閥チャロン・ポカパン(CP)グループとともに、中国の巨大国有企業の中国中信集団(CITIC)に総額1兆2000億円の資本参加を決めた。

 伊藤忠の戦略には、中国を足がかりに世界を攻略する野望が透けてみえる。資源依存から脱し、「食料・食品」を次世代の収益の柱に据える大手商社の主導で、業界地図が塗り変わろうとしている。(上原すみ子)

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