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三菱東京UFJ、シャープの貸し倒れ引当金1000億円 従来比10倍強

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三菱東京UFJ、シャープの貸し倒れ引当金1000億円 従来比10倍強

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 三菱東京UFJ銀行が、シャープ向けの貸し倒れ引当金を従来比10倍強の1000億円程度まで積み増したことが分かった。経営不安が高まったとして、債務者区分(「正常先」から「破綻懸念先」まで5段階の銀行格付け)を下から2番目の「要管理先」に引き下げたため。ただ、シャープから実効性のある再建計画が示されれば、1000億円規模の資本支援要請に応じるとみられる。

 三菱UFJは、シャープの主力取引銀行の一つ。2014年3月末の貸出額は約3800億円で、シャープの最大の借入先となっている。三菱UFJはこれまで、シャープの債務者区分を上から2番目の「要注意先」とし、貸し倒れ引当金は貸出額の2%台(80億円程度)で済んでいた。

 しかし、15年3月期の最終損益が1000億円規模の赤字に陥る見通しとなったことを受け、三菱UFJは「1年以内の黒字化は難しく、借金などの負債が資産を上回る『債務超過』に陥りかねない」と判断。シャープの債務者区分を「要管理先」へ2段階下方修正し、15年3月期の貸し倒れ引当金を1000億円程度(貸出額の約28%)に引き上げたもようだ。

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